野島清治(山中狐太)と野島一子の文学、連句、絵画 、画像、動画、紙芝居 (詩・俳句・俳諧・連歌) を楽しむ世界  芭蕉 おくの細道 堀田善衞 山田一彦 瀧口修造

作品2

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「春宵に 」の巻
春宵に美酒一滴のビックバン           黍穂
ニュートリノ受け笑う山川            狐太
非有の庭灰釉の壷に桃活けて           一子
琴柱を少しすべらせる指            黍穂
雁行の石橋渡る月の影              狐太
薄野分けて急ぐ釣り人             一子
万年青の実明日引越しの居間思う         黍穂
告白をしてつぶる両の目            狐太
行こうぜとあなた言うからディズニーへ      一子
親しさ込めて大蛇巻きつけ           黍穂
預言者の首など何よ世紀末            狐太
嘘八百のクローン羅漢             一子
宗鑑の庵を訪えば月涼し             黍穂
筑波の道を遠くしのばん            狐太
墨色のスパゲッティlを食う姥          一子
眼内レンズ至極ごきげん            黍穂
稚児舞の御寺静まり花吹雪            狐太
海見える丘畑耕す               一子
スケツチの仔馬に飽かず小半日          黍穂
マグマ噴出首相倒れる             狐太
低気圧接近知らせ痛む膝             一子
博多織とは経錦なり              黍穂
凍て鶴に漣走る音冴えて             狐太
朝靄破り禰宜ら寒垢離             一子
禁欲の枷に凄みの利く美貌            黍穂
怪しと思うなきぞ下帯             狐太
うたてやなふたみヶ浦の貝合           一子
ちよっと工夫のマサラチャイ入れ        黍穂
月待てばげそ天うどんいかがです         一子
露の零れる萩のお辞儀に            狐太
行く秋に洋家具作り五十年            黍穂
ラヴェルのチガーヌ聴きしあのころ       狐太
戦後にはレジスタンスの映画あり         一子
見上げる空の地下室の窓            狐太
狂院は花の渦巻く陣立てに            黍穂
野の草摘みに握り飯焼く            一子


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            発句画:春宵の花

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